Android端末で画面のキャプチャーを撮る
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Mobile Device
今回は、Web制作者以外の方、例えば"ブロガーさん"や"Androidアプリ開発に興味がある方"にも見てもらえるかな?っといった内容を書こうと思います。
ここ最近、iPhoneやAndroidといったスマートフォンの普及率は、私の周りを見渡しても実感できるようになってきました。
XPERIA発売時からのAndroidユーザーの私からすると嬉しい限りです(友人や兄弟も今ではスマートフォンを使ってます!)。
Androidのスマートフォンを使っていて、個人的に気になるのが"画面キャプチャーを簡単にに撮れない"といった点です。
iPhoneでは簡単に撮ることができる画面キャプチャーですが、Androidでは一部の機種(GALAXY S等)でしか撮ることができません。
画面キャプチャーを撮るアプリもありますが、どれも制限が多く、PCの"PrtScnSysRq(プリントスクリーン)"のように簡単には使えません。
そこで、Android端末で画面キャプチャーを撮る方法を紹介します。
Keyword:画面キャプチャー,Java SDK,Android SDK
Android端末で画面キャプチャーを撮るには、”Java SDK”と”Android SDK”といったJavaやAndroidアプリケーションの開発時に利用するツールを使う必要があります(※今後、端末のみで簡単に画面キャプチャーを撮ることのできる機種が発売される可能性もありますが、現況ではこれらのツールを使ったやり方が最善だと思います。)
[2012.6.20追記]
Android OS 4.0からは、デフォルトで画面キャプチャーの機能が実装されています。
[電源ボタン]+[ボリュームボタン(下)]の同時押しです。”同時押し”というよりは、長押しですね。タイミングが合わない時は、[電源ボタン]⇒[ボリュームボタン(下)]の順で長押しすればうまくいきます(順番に素早くカチッカチッと二つのボタンを長押しする感じです)。
“Java SDK”と”Android SDK”に関しては、アプリ開発等他にもいろいろ活用できますので、インストールしておいて損はないと思います。
以下の手順で説明していきます。
- Java SDKをダウンロードしPCにインストールする(32ビット版)
- Android SDKをダウンロードしPCにインストールする
- Android SDKを起動できるようにパスを通す
- 画面キャプチャーを撮る
※当記事では、”Java SDK”と”Android SDK”のインストール手順の詳細は割愛します。
両ツールのインストール手順に関しては、詳しく紹介されているサイトが多数ありますので、それら以外で注意する点等を中心に書いていこうと思います。
Java SDKをダウンロードしPCにインストールする
1.ORACLEのJava SDKダウンロードページにアクセスします
※画像をクリックすると拡大表示された画像のみを順番に見ることができます
2.Windows ×86(32ビット版)をダウンロードします
※現時点(2012.1.9)でのJava SDKの最新バージョンは”7(jdk-7u2)”です。
※“Accept License Agreement(使用許諾)”にチェックすると上記画面になります。
※64ビット版をダウンロードする際は、Windows ×64の方を選んでください。
[2012.6.20追記]
2012.6.20現在、Java SDKの最新バージョンは”7(jdk-7u5)”に更新されています。
全ての”jdk-7u2″を”jdk-7u5″に置き換えてください。
3.ダウンロードしたファイルをPCにインストールする
ダウンロードした”jdk-7u2-windows-i586.exe”をダブルクリックしてPCにインストールします(※インストール時に”インストールするプログラムを選択してください”と尋ねられますので”開発ツール”を選択してください)。
実行形式(exe)のファイルですので、指示通り選択していくと簡単にインストールすることができます。
Windows7 64ビット版について
Windows7を64ビット版で使用されている方は、インストール時に32ビット版のプログラムは”C:\Program Files (x86)”内に、64ビット版のプログラムは”C:\Program Files”内にインストールするように自動でOSが振り分けてくれます。
「Windows7に32ビット版と64ビット版OSのインストールディスクが同梱されており、64ビット版のOSをインストールすると、32ビット版で動作する前バージョンのMicrosoft Office製品やフリーソフト等が使用できなくなる」と言われている方もおられましたが、現Windows7のOSではそんなことありませんのでご心配なく。
4.ssvagent.exeの警告を回避する
Java SDKをダウンロードした後、Internet Explorerを起動すると表示されるようになる”ssvagent.exe”の警告の回避手順です(画像を拡大表示してご覧ください)。
Android SDKをダウンロードしPCにインストールする
1.Android DevelopersのAndroid SDKダウンロードページへアクセスします
※画像をクリックすると拡大表示された画像のみを順番に見ることができます
※現時点(2012.1.9)でのAndroid SDKの最新バージョンは”16″です。
実行形式(exe)版のinstaller_r16-windows.exeをダウンロードします。
以前はzip版しかありませんでしたので、インストールがとても簡単になりました。
[2012.4.14追記]
2012.4.14現在、Android SDKの最新バージョンは”18″に更新されています。
全ての”installer_r16″を”installer_r18″に置き換えてください。
2.ダウンロードしたファイルをPCにインストールする
ダウンロードした”installer_r16-windows.exe”をダブルクリックしてPCにインストールします(※インストール時にインストールするプログラムを尋ねられますので、Androidの開発環境を使いたい方は全ての項目にチェックします。画面キャプチャーを撮るだけなら、デフォルトでチェックされている項目だけでもOKです)。
こちらも実行形式(exe)のファイルですので、指示通り選択していくと簡単にインストールすることができます。
※インストール終了まではしばらく時間がかかります。
Android SDKを起動できるようにパスを通す
1.システムの詳細設定
[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[システム]より、左側の一番下に表示される[システムの詳細設定]を選択します。
そして、[詳細設定]タブを選択し、[環境変数]ボタンをクリックします。
2.環境変数(新規作成)
3.新しいシステム変数を作成
変数名に”ANDROID_HOME”と入力します。
変数値に”Android SDKのインストール先”を入力します。
入力内容に間違いがないか確認し[OK]ボタンをクリックします。
4.環境変数(編集)
システム環境変数の[Path]を選択し[編集]ボタンをクリックします。
5.システム変数の編集
変数値の末尾に”;%ANDROID_HOME%\tools;%ANDROID_HOME%\platform-tools”を追加します。
入力内容に間違いがないか確認し[OK]ボタンをクリックします。
画面キャプチャーを撮る
Dalvik Debug Monitor・端末の設定・Device Screen Capture
[端末の設定]
Android端末で[設定]→[アプリケーション]→[開発]より、[USBデバッグ]と[スリープモードにしない]にチェックを入れます。
※「端末の設定画面」の画像を参照
[PCと端末の接続]
PCとAndroid端末をケーブルで接続し、”C:\Program Files\Android\android-sdk\tools\ddms.bat”をダブルクリックしてください。
MS-DOSの画面が開いた後、Dalvik Debug Monitorが起動しますので、[Device]→[Screen Capture]を選択してください。
※「Android SDKのDalvik Debug Monitor」の画像を参照
※PCとAndroid端末を接続する際、デバイスドライバがインストールされていないと警告が表示されます。インストールしていない場合は、インストールしてください。
※“C:\Program Files\Android\android-sdk\tools\ddms.bat”は、”Android SDKのインストール先\tools\ddms.bat”となります(デスクトップ上にショートカットアイコンを作成しておくと便利です)。
[画面キャプチャーを保存]
Android端末と同じ画面がDevice Screen Capture上に表示されます。
Android端末の画面を切り替えた場合、[Refresh]ボタンを押すと画面が切り替わります。
画面キャプチャーを保存する場合、[Save]ボタンを押します。
※「Android SDKのDevice Screen Capture」の画像を参照
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