スマートフォン用(Android端末専用)ターミナルエミュレータConnectBot

スマートフォンでサーバーにSSH接続できるメリットとしては、電波さえつながる環境にあれば、場所を選ばないということだと思います。
例えば、外出先でもサーバーの監視やコマンドが使えるというのは、やはり便利です。
スマートフォンでは、入力キーが小さい分コマンドは打ちづらいですが、ConnectBotは、機能的にとてもよくできたターミナルエミュレータだと思います。

ConnectBotは、Google Playストアでダウンロードすることができます。
※Google Playストア＝旧Androidマーケット
また、Google Playの以下ページからもインストール可能です。
⇒ ConnectBotインストール･概要･レビュー -Google Play-

●ConnectBotの使い方

補足

1.ホストに接続
“ユーザー名@ホスト名：ポート番号”を入力し確定ボタン(Enterキー)を押します。
※ホスト名はIPアドレスでも構いません。
ポート番号はデフォルトでは22番、変更している場合はそのポート番号を入力します。
一度ホストに接続すると、上部にホスト名が表示されるので、そちらをタップして接続します。また、[ホスト名を長押し]→[接続ホストの編集]より詳細設定が可能です。

2.公開鍵の準備
まず、PCとAndroid端末をケーブルで接続します。
そして、PCでSSH接続する際に使用している秘密鍵”id_rsa”をAndroid端末の”sdcard”直下にコピーします(※sdcard直下でないと秘密鍵をインポートできないようです。また、秘密鍵はOpenSSH形式のものでないとAndroid端末にインポートできませんので注意してください。Putty形式[.ppt形式]の秘密鍵をお使いの場合は、PuttyでOpenSSH形式に変換してください)。
次に、[ホスト名を長押し]→[接続ホストの編集]→[公開鍵認証を使用]より”id_rsa”を選択後、[メニューボタン]を押すと表示される[公開鍵管理]をタップします。

3.公開鍵のインポート
秘密鍵”id_rsa”が表示された状態で[メニューボタン]を押すと表示される[インポート]をタップします。すると、sdcard直下のファイルが選択できるようになりますので、秘密鍵”id_rsa”を選択しインポートします。

これで公開鍵認証での接続ができるようになります。
公開鍵認証で接続した場合、パスフレーズを聞かれますので、パスフレーズを入力してください(※公開鍵認証については、以前の記事でも紹介していますので、そちらも是非ご覧ください)。
⇒ Webサーバーに公開鍵認証を導入する

●一緒に使うと便利なキーボードアプリ”Keyboard with Ctrl key”

スマートフォンのキーボードでコマンドを打つのはちょっとしんどいので、｢Ctrlキー｣｢Tabキー｣｢Escキー｣の入力も可能なキーボードアプリ”Keyboard with Ctrl key”が便利です。
Keyboard with Ctrl keyは、Google Playストアでダウンロードすることができます。
※Google Playストア＝旧Androidマーケット
また、Google Playの以下ページからもインストール可能です。
⇒ Keyboard with Ctrl keyインストール･概要･レビュー -Google Play-

▼Keyboard with Ctrl keyの表示イメージ

スマートフォン用(Android端末専用)FTPクライアントAndFTP

｢共用サーバーがメインで、ターミナルエミュレータでSSH接続しないので…｣といった方には、スマートフォン用のFTPクライアントがおすすめです。
FTPS(FTP over SSL/TLS),SFTP/SCP(SSH)にも対応していて、セキュリティ面も安心です(※FTPS(FTP over SSL/TLS)やSFTP/SCP(SSH)については、以前の記事でも紹介していますので、そちらも是非ご覧ください)。
⇒ FTPクライアント
AndFTPは、Google Playストアでダウンロードすることができます。
※Google Playストア＝旧Androidマーケット
また、Google Playの以下ページからもインストール可能です。
⇒ AndFTPインストール･概要･レビュー -Google Play-