テキスト翻訳ツールPoedit

2012/02/19

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プログラム内のメッセージや表示画面のテキストを日本語に翻訳したり、表示内容を変更したい場合に便利なのが、フリーの翻訳ツールPoeditです。
例えば、WordPressのようなオープンソースのプログラムやプラグインの翻訳、表示テキストの編集等も行うことができます。
今回は、フリーの翻訳ツールPoeditを紹介します。

Keyword：テキスト翻訳,Poedit,pot,po,mo

Poedit

Poeditをダウンロードしてインストールする

Poeditは、プログラムのローカライゼーションのためのフリー翻訳ツールで、gettextというフォーマットのプログラムを対象としています。
以下、公式サイトより環境に応じたものをダウンロードしてください。
⇒ Poeditダウンロードサイト

gettextとは？

国際化ライブラリの構成要素の一つで、多言語対応のソフトウェア開発にも使用されており、次のような手順で利用されています。
※gettextはPHPでも標準としてサポートされています。

コーディング(コード中にはメッセージ文字列ではなくメッセージIDを記述)
ソースコードからメッセージIDを抜き出し、翻訳のためのテンプレート(.potファイル)を作る
テンプレートを元にメッセージカタログ(.poファイル)を作る
メッセージカタログ(.poファイル)をバイナリファイル(.moファイル)に変換する

Windows環境なら”poedit-○.○.○-setup.exe”をダブルクリックしてインストールしてください。インストール自体は、画面の指示通りに行えば簡単にインストールできます。
日本語環境としてPoeditを使用する場合、インストール中の画面で言語選択画面が表示されますので”Japanese”を選択するようにしてください。

Poeditの使用方法

対訳を記述する.poファイルをPoeditで開くと、原文と対訳が表示されます。
翻訳する箇所を選択して、下部のフィールドに訳文を入力(編集)します。
※下記は、WordPressの.poファイルをPoeditで開いた場合のイメージです。

※画像をクリックすると拡大表示された画像を順番に見ることができます

翻訳のためのテンプレートファイルである.potファイルから.poファイルを作成するには、Poeditの[ファイル]→[potファイルを元に新しいカタログを作成します…]より.potファイルを開き、.poファイルを作成します。
バイナリファイルである.moファイルを自動作成するには、Poeditの[ファイル]→[設定]より[編集]タブを選択し、動作の項目の”保存時に.moファイルを自動生成する”にチェックを入れます(※WordPressの言語ファイルは、.poファイルと一緒に.moファイルも生成しないと表示は変更されません)。